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というわけで(何)たのしく作業停滞しています。
シナリオも二転三転。
全年齢健全ゲーム→全年齢風味→18禁→全年齢健全
って元通りやんけ!
正に、料理(中身)を作らず卓袱台に器だけ載せて待たせ、父の怒りを食らう勢い。
いやはや全く自慰行為ですな。ははは。

その間にoggあたりがちょっと変わっていたようで……
http://www.nscripter.com/nscrbbs/index.cgi?m=read&bnum=5&num=5

おもわず、ogg素材検討始めてしまいました。ループが途切れないですよ…!(驚)
まぁそこまで活用できないと思いますが。
…てか秒数てどうやって計るんでしょう…←ド素人
しかしogg、好みの曲がいっぱいv
ループ曲大好きなので、ループループ…と呟きながら探しています。
スパニッシュギターいいなぁ。

以下に、今現在微妙な感じのシナリオらしきものを載せておくことにします。
自分メモ。

「あ、雷」

嶺斗(みねと)が目にしたものをそのまま言葉にした瞬間、轟音が鳴り響いた。
傍らで寝ていた妹の肩が、びくりと震える。どうやら、今の音で起きたようだ。

「千夜(ちや)?」

呼びかけると、その目は涙で軽く潤んでいた。
泣くかな。
妹の千夜は、8歳になったばかり。雷は大の苦手だ。

「……おにいちゃん」

「うん?」

「ちやたちの、おへそ、だいじょうぶかな」

「おへそ? ……あぁ、あれか」

おばあちゃん子の千夜は、最近祖母が気まぐれに教えた『雷さま伝説』を頑なに信じている。
雷の中に『雷様』という鬼がいて、腹を出して寝ている子のへそを奪いに来るという伝説のことだ。

「大丈夫、取られないから」

あっさり否定してやると、疑いの目で見られた。

「ほんとうに、取られない?」

「……だってほら、千夜も僕も、おなか出してないし」

「あ、ほんとうだ」

小さな手で腹部を押さえ、千夜はやっと笑った。
だがその笑顔も、数秒後に引きつる。
空が光り、数秒の後に轟音。

「ッ」

すぐ近くに、雷が落ちたようだ。
千夜の目から、あっという間に涙が零れる。

「っ、う、」

「あああ泣くな千夜! 大丈夫だから!」

「ひっ、うぅ、おにぃちゃんんん」

泣き出す千夜に動揺していると、ようやく助けの手が伸ばされた。
助手席に座っていた、彼らの母だ。
肩越しに振り返り、やさしい笑顔を向ける。

「あらら千夜ちゃん大丈夫? お母さんも泣きそうよー、怖いものねぇ」

「っ、おかあさ、」

「じゃあねぇ、おにいちゃんと手、つないでてね?」

「「なんで?」」

二人で疑問の目を向けると、おっとりした声で母は言った。

「雷様はね、ふたりいっぺんには連れていけないのよ?」

……重いから?

意味が判らず黙っていると、千夜がそっと手をのばしてきた。拒む理由もないので、手を握る。
すると、満面笑顔の妹がそこにいた。

「やったね! 千夜、おにいちゃんと二人だったら、連れていかれないんだって!」

「えっと……まぁ……そう……なんだ?」

手を握った状態で母を見ると、彼女は満足げに頷いていた。

「よかったわねぇ、ふたりきょうだいで」

「うん!」

答えたのは勿論千夜だった。
そんな二人の会話を黙って聞いている運転席の父に、そっと視線を送ってみる。
どうせ気付くはずない、と中央の鏡を見ると、にやりと笑った父と目が合った。
あれは、いつもの事だからと、面白がっている顔だ。
はぁ、と嶺斗は溜息をついた。

……突っ込んでやれよ。
雷様は、へそを取るのであって、人攫いではない、と。

 


おそろしいまでに華が無い序文だ……!!

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